ショナビこと大船の湘南美術学院でムーヴィングドローイング授業をしてきました。ここは神奈川県内で学生数が最大規模の美術予備校で、日本全国からショナビに集まってきてるそうです。日本画の学生在籍は総勢60人以上とか!
予備校で私の作家としての講演とドローイング指導というのも初めての経験だったのですが、高校2年生から浪人生までの美大生とはまたちがうフレッシュなパワーで、とにかくみんなのドローイングがとてもおもしろくて、私の方がお大いに刺激を受けたのでした。
武蔵美日本画の卒業生や在校生たちの中に、ここの学院を卒業している人たちが大勢いるのですが、みんな個性的で面白い作品を描いていたり作家活動をしていたりと、この予備校がどのような環境でどんな講師たちがいるのかずっと気になっていて、そんなナゾが日曜日にやっとわかったような気がしたのです。
なんというか、学院そのものがものを創るエネルギーに溢れている、それと、若い講師たちがみんな作家活動を頑張っている、そんな中で若い子たちが一緒に育っているような、ということなのでしょうね。話はしませんでしたが、他のジャンルの講師の先生方の熱気も教員室を通り抜けた時に肌で感じました。
みんなのドローイング、もしかして、現役美大生よりもエネルギッシュでフレッシュで、凄くて、良かったのですよ!ほんとに!
美大教育を受ける前の研ぎ澄まされた純粋な感覚、このまますくすく育って欲しいと願うばかり。
みんなアーティストの素質があるからね、頑張ろうね!
モデルは舞踏家の大竹ユウキさん、2時間みっちりと素敵な音楽とともに舞踏をしていただきました。
最後の曲は最近亡くなったデヴィッドボーイが死ぬ2日前に録音したアルバム「Black star」から。大竹さん曰く、このアルバムは「地球に落ちた男」という意味があるそうですが、そんな大竹さんの舞踏でした、私もこのCDを買おうと思って。
若いパワーの身を乗り出しての身体性とドローイングに、大竹さんの舞踏はいつにも増して情熱的だったのです。