ーリトグラフ 石のまわりでー の展覧会が5月21日から始まります。
私はリトグラフの公開制作で参加します、公開制作は5月末頃に美術館1階で行います。
昨日は美術館内部に作られた公開制作のための場所へ、描画材やドローイング、資料などを運んで自分のアトリエの巣作りをしました。
少しでもこの場所で心地よく制作できるように、周囲の目を気にすることなく、なるべく普段の雰囲気で制作に集中できれば、と思ったのです。
画家にとって、ただその場所に行って制作すればできるという、人が思うほど公開で制作することはそう安易なものではなくて、決心がいるのですよ。
絵を描くことは、どんな些細なことでも、助走が大切だと私は思うのですね。
少しだけ入り口近くに見えるリトグラフのプレス機、石に描いたものを、このプレス機で版画の教員が刷ってくださるそうです。
それにしても、どうやってあの重いプレス機を美術館まで運んだのでしょうね!
謎です。
傍のプレス機の存在を見るにつけ、
自分の作品が刷られていることを想像すると、気持ちが高揚してくるのです。